2019.8.3
Webアプリケーションのフロントエンジニアをやっているとクライアントからの報告を受けてバグ調査をする機会がたくさんありますが、ユーザから得られる情報には限界があります。エンジニアとしてはクライアントのスタックトレースが得られればバグ調査はかなりやりやすくなります。
エラーログを収集して参照しやすくするサービスです。普段の業務でも使っていて、バグ調査にかなり役立っています。
Sentry | Error Tracking Software — JavaScript, Python, PHP, Ruby, more
個人で使う分にはフリープランで全然よさそうです。フリープランは一人までしか使えません。
Githubアカウントから認証することができます。
かなりたくさんサポートされています。今回はReactのプロジェクトを作成しました。
こちらのパッケージをインストールします。
npm install @sentry/browser
最初にSentryと接続確認を行います。こんな感じで接続確認できます。
import * as Sentry from '@sentry/browser';
Sentry.init({dsn: "https://********@sentry.io/****"});
この状態でクライアントで何かしらのjsエラーを起こすとSentryに送信されて、それが接続確認になります。
接続確認できたらこんな画面になります。
クライアントでわざとエラーを起こしてみます。こんなコードでTypeError
を起こします。
<button
onClick={(...args) => {
(args[0] as any).aaa();
}}
>
Break the world
</button>
Sentryのコンソールにエラーが上がってきます。
こんな感じでスタックトレースも出してくれます。これがあればデバッグもかなり捗ります。